2016/05/16 15:18
『ぼくのてがたのうつわ』がスタートして、もうすぐ3年になります。
きっかけは、娘の誕生でした。
生まれたばかりのわが子の手が、可愛くて仕方なくて。
モチモチ、むにむに…なんとも言えない、透明感のある、まぁるい小さな手でした。
この「今」だけの可愛らしいおててを、未来までずっと残してはおけないだろうか…
そんな思いをカタチにしたのが『ぼくのてがたのうつわ』です。
……「今」しか残せない記録を、一生の宝物に出来たらいいな♡……
……飾っておくだけじゃない、毎日使える記念品に出来たらいいな♡……
ママとしての、純粋なわたしの想いを込めて作りました。
こちらはお客様からオーダー頂いた、4つのカップ。
左手、右手、左足、右足を1つずつ、うつわに記しています。
反対の面には、お子様のお名前と日付、身長や体重など、「今」の記録を記しています。
ぼくのてがたのうつわが大切にしている3つのことがあります。
「実物大であること」「温もりがあること」「微笑みがあること」です。
*実物大であること*
制作にあたり、お客様にはご自宅で手形を紙にとって頂きます。
もちろん、過去のものでも、紙にとった手形や足形さえあれば、『ぼくのてがたのうつわ』を作ることができます。
手形をとった用紙を送っていただき、この用紙をもとに1つ1つ手作りしていきます。
出来上がりまでに繰り返す3度の窯焼き。
焼く過程で縮む生地の大きさを計算して、仕上がりは、大きさも形もピッタリそのまま同じになるようにこだわって作っています。
「愛するお子さんのありのままの今」をお届けしたいです。
*温もりがあること*
赤ちゃんを連想させる丸みのあるぽてっとしたフォルムのうつわに、ほんのりと桃色がかった手形を重ねます。
手形の部分には、触れないと分からない程度の凹凸をつけ、手作業でしか出来ないぼかしの技術で、可愛らしく手の形を表現していきます。
遠方にすむおじいちゃん、おばあちゃんへ贈る時には、うつわと一緒に、赤ちゃんの手の温もりが伝わるといいな…。
*微笑みがあること*
使うたび、思わず微笑んでしまう…そんな心温まるうつわであって欲しいと思います。
今日も明日も、5年後も10年後も、子どもがどんなに大きくなっても、小さくて可愛いらしい手の形は消えません。
子どもの幼い頃を思い出しながらコーヒーを飲んだり、そっと自分の手を重ねてみたり、日常がちょっと幸せになるカップとしてお使い頂きたいです。
赤ちゃんの成長はとてもとても早いです。
一番はじめに「てがたのカップ」を作った娘は、もうすぐ3歳になります。
もう今の娘の手形は、このカップには入りきりません。
でも、ハーフバースデーにつくった自分の手形に手を重ねては、
「見てー!大きくなったんだよー!ほら見てー!見てー!」と嬉しそうに話しをしてくれます。
娘が20歳になったら、てがたのカップで乾杯することがわたしの1つの夢でもあります。
わたしのところには、毎日、こうした可愛らしい手形が送られてきます。
ほんとうに生まれたばかりの、小ちゃな小ちゃな手形から、少し成長を感じるしっかりとした手形まで。
その1つ1つが、世界に1つだけの「ぼくのてがたのうつわ」になります。
未来までずっと、使ってくれる人やその家族にとって、心温まるうつわであり続けられますように…、と思いながら
大切に幸せに作らせて頂いてます。